2017年8月27日更新

健康

カフェインが体に悪い理由5つ

ほっと一息入れるのに最適なコーヒー。豆の種類や挽き方、淹れ方で、味も香りも大きく変わる、楽しみがいのあるドリンクですよね。しかし、コーヒーに含まれているカフェインには、様々な健康効果が知られている一方、体に悪い影響を及ぼす可能性もあるのです。その理由を5つ、解説を交えながら紹介していきます。

眠気を取り、覚醒状態にさせるが・・・

カフェインの効果で良く知られているのが、眠気を紛らわせてくれること。カフェインは、アデノシンという眠気を誘発させる成分と、構造が似ています。カフェインがこのアデノシンの働きをブロックし、代わりに神経を昂る作用をもたらすため、覚醒状態になるのです。

しかし、この覚醒状態の間は、いわゆるハイにも似た、浮足立った状態となります。作業のぺースは早まるかもしれませんが、その分ミスが増えたり、確認が疎かになるなど、丁寧さに欠ける部分が出てきます。

ピーク後は集中力が散漫する

カフェインは、摂取後30分で効力を表し始め、1時間ほどでピークを迎えます。それから徐々に効果は薄れていき、だいたい6時間ほどで完全にカフェインの効果は消えます。

カフェインがアデノシンをブロックし続けている間は、作業に集中出来ているのですが、カフェインの効果が薄れ始めると、今まで張りつめていた脳の興奮状態が解け、疲労が押し寄せてきます。その結果、注意力が散漫し、脳が迅速に回転できなくなります。

ダイエットに良い?悪い?

カフェインは、脂肪を分解する酵素リパーゼの働きを促進させるため、脂肪燃焼効果があります。これだけだと、カフェインってダイエットに良いのでは?と思われがちですが、実は、カフェインはダイエットに必要な他の栄養素を破壊してしまうため、逆に太りやすくなるという報告もあるのです。

塩分を排出する働きのあるカリウムや、脂肪や糖をエネルギーに変換するビタミン類など、これらがカフェインによって破壊されてしまうことにより、代謝が悪くなってしまうのです。

肌トラブルを招く恐れも

カフェインには、交感神経を興奮状態に維持する作用があるため、皮脂腺の働きが活発になり、皮脂が過剰に分泌されてしまう事も。

通常であれば、ビタミンCなどの水溶性ビタミンが、皮脂の過剰分泌を抑えたり、抗炎症作用、毛穴引き締め作用などの肌の健康をキープする働きを行ってくれるのですが、カフェインはこの水溶性ビタミンを破壊してしまうため、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを引き起こす可能性があるのです。

中毒性、依存性がある

成人の場合、10g以上のカフェインを摂取すると、命の危険性があると言われています。コーヒーやコーラなどは微量にしかカフェインが含まれていないため、致死量まで摂取するのは不可能です。

しかし、カフェインを含むものを常に飲用していると、カフェイン中毒という名の依存症に陥る可能性があります。カフェイン中毒は、カフェインが体内から抜けた後、頭痛、抑うつ症状が現れます。

まとめ

コーヒーを一日に2杯程度の適量であれば、リラックス効果など心身に有効な効果があります。しかし、過剰に摂取すると、健康に害を及ぼすことも。カフェインと上手に付き合うには、一日の適量を守りましょう。

 

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