夏は、外出する機会やお付き合いが増えることから、食べすぎ・飲みすぎが気になり、腸もお疲れモード…。
カラダ全体の機能を支える、免疫が集中している腸がお疲れだと、だるくなったり、いつまでもダルさが長引いてしまうもの。
ここでは、食べすぎ・飲みすぎでお疲れの腸を元気にし、カラダ全体のコンディションを整える【腸ストレッチ】にトライしてみましょう♪
腸を元気にするため、食事だけではNG!?
便秘を解消したり、食べたものの消化吸収を司る腸。このパーツを活性化させるためには、毎日の食事に気を配るだけでは実は不十分なところがあります。
いくら腸に良い食べ物を摂取していても、腸自体のはたらき・動きを活性化させなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
腸の健康には、食事による内側からのケアだけではなく、外側からの刺激を与え、食品の栄養素・成分をしっかり取り込むことが肝心。
次項でご紹介する腸のストレッチで、活発な動きをサポートして、【腸能力】を高めながら、カラダも一緒に鍛えていきましょう!
①腸つかみ&骨盤ストレッチ
老廃物や毒素が溜まりやすい腸のポイントを、カラダの外側から強くもみほぐします。
プラスして骨盤を大きくまわすと、多方面からのストレッチ作用が生まれ、大腸を効果的に刺激できます。
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- 腸つかみ
大腸が体内に固定されている場所は4つだけで、その場所に便がたまりやすくなります。右手は腸骨(腰骨)のすぐ上、左手はろっ骨のすぐ下に当て、腸をギュっとつかむようなイメージで、よくもみほぐしましょう。つぎは同様に、左右の手の位置を入れ替えてもみほぐしましょう。 - 2骨盤まわし
1の姿勢のまま、骨盤を大きくゆっくり右に8回まわす。このとき、おなかに力を入れて、肛門を締める。 - 32同様に、骨盤を大きくゆっくり左に8回まわす。
- 4手の位置を、右手はろっ骨のすぐ下、左手は腸骨(腰骨)のすぐ上に入れ替えて、同様に右に8回、左に8回まわす。
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ひざ倒し(安眠ストレッチ)
あおむけに寝て、立てたひざを左右に倒して腸を動かします。おなかの力を抜き、リラックスして行いましょう。安眠にも効果的。
- 1あおむけに寝て、両ひざをそろえて90度に曲げ、おなかの力を抜く。腕は左右に開き、手のひらを上に向ける。
- 2息を吐きながら、ゆっくりとひざを右側に倒す。ひざの動きに合わせて手のひらは下に向ける。
- 3息を吸いながら、ゆっくりとひざを元に戻す。ひざの動きに合わせて手のひらは上に向ける。
- 4息を吐きながらひざを左側に倒す。ひざの動きに合わせて、手のひらは下に向ける。続いて、息を吸いながらひざと手のひらを元に戻す。おやすみ前に2往復しましょう。
全身ストレッチ(肌の透明感アップ)
手首を交差させたままにすることで、体を伸ばしやすくなり、腸への刺激も大きくなります。全身の血流アップにもつながるので、肌の透明感アップにもつながります。
- 1足は肩幅に開き、姿勢よく立つ。腕を上に伸ばして頭の上で手首を交差させ、息を吸いながら、全身を思い切り上に伸ばす。かかとは上げない。
- 21の姿勢から、息を吐きながらゆっくりと体を左に倒す。このとき、右側の腰をしっかり伸ばす。上半身が前傾したり、腰がひけたりするとしっかり伸ばせないので注意。
- 32の姿勢から、息を吸いながらゆっくりと体を起こして1の姿勢に戻し、全身を上に伸ばす。
- 43の姿勢から、息を吐きながらゆっくりと体を右に倒す。このとき、左側の腰をしっかり伸ばす。続いて、息を吸いながら全身を上に伸ばす。
上体ななめ前倒し(腸を元気にする体操)
おなかに圧をかけながら、体を前に倒すことで、腸に刺激を与えます。
- 1両手でろっ骨のすぐ下あたりを強くつかむ。
- 21の姿勢のまま、全身を伸ばして息を大きく吸う。
- 3おなかの深部にギュッと圧をかけながら、息を吐き、体を前方に倒す。これを8回繰り返す
- 4両手の場所をおへその真横、骨盤のすぐ上の場所に変えて、3と同様の動きをそれぞれ8回ずつ繰り返す。
監修
小林弘幸
プロフィール
自律神経研究の第一人者として、トップアスリート選手などの指導に携わるほか、日本初の便秘外来を開設し、腸のスペシャリストとして診療にあたっている。
- 腸つかみ
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